私たち「浅間ピストン」では、皆様の生活に欠かせない、自動車やオートバイ、船舶や農業機械などの《エンジン》に使われている《ピストン》を作っています。
でも『ピストン』ってそもそも一体何?
『ピストン』ってどんな形をしているの?
『ピストン』ってどんな事をしているの?
そんな疑問に私、あさまチャンがお答えしましょう~!
Q. ピストンってどこにあるの?
A. ピストンはエンジン内部「シリンダー」の中にあります。
ピストンは、ヘッド部とスカート部という2つの部分に大別されます。
ヘッド部には、ピストンリングをはめる溝が3つ彫られています。
ピストンとコネクティングロッドをピストンピンを使って固定します。
Q. ピストンって何をするの?
A. ピストンはエンジン(内燃機関)の内部でエネルギー(動力)を発生させています。
エンジンの中にある「シリンダーヘッド」には「燃焼室」という部屋があります。
この「燃焼室」で”燃料(ガソリンや経由、重油)”と”空気”が混じった「混合気」が爆発(燃焼)します。
そのエネルギーがピストンに伝わって、シリンダーの中で往復運動を行います。
直線運動であるこの「往復運動」を、ピストンに直結したクランクシャフトが回転運動に変換し、自動車などの動力になるのです。
では、実際にピストンがどのようにエンジン内で動いているのか?どんな働きをしているのか?について説明します!
「1.吸気 → 2.圧縮 → 3.爆発 → 4.排気」の4つの工程を繰り返します。
1.新しい混合気(空気と燃料)をすいこみます! | 2.すいこんだ混合気を圧縮します! | 3.混合気に点火して一気に爆発(燃焼)させます! | 4.燃えカス(排気ガス)を外に出します! |
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ピストンが上死点から下がってゆくのと同時に、吸気バルブ(弁)が開き始めて新しい混合気(空気と燃料の混ざった物)がシリンダー内部に吸い込まれます。
ピストンが下死点まで下がると吸気バルブが閉じ、クランクの回転によりピストンが上昇、吸い込んだ混合気が燃焼室内に圧縮されて
ゆきます。
再びピストンが上死点まで上がると、混合気が最高に圧縮された状態になりますそこでスパークプラグに火花が飛び(点火)、混合気が爆発(燃焼)します。
圧縮された混合気に点火することにより、一気に燃焼しますその力がピストンを強烈に下方向に押し下げ、エンジンの力となるのです。
ピストンが下死点に到達すると、シリンダー内部には燃焼済みのガスが充満しています。
クランクの回転により再びピストンが上昇し始めると、今度は排気バルブが開いてシリンダー内部の廃ガス(排気ガス)を排出します。