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社長コラム「社長のラクガキ帳」

column

MERRY CHRISTMAS!

2019年 12月 19日 ( 木 )

代表取締役 橋詰春彦


今年もあとわずかとなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年は年号も令和に変わり新しい時代の幕開けに期待した人も多かったと思います。
しかしながら、台風19号の惨状をまの当たりにして、呆然とした気持ちになったのは私だけでしょうか。
 現在、経済も環境も100年に一度の大変革期と言われています。
私達に美しい景観と恵みを与えている千曲川がその穏やかな姿を荒れ狂う姿に変えたのは100年前ではなく、実に1742年(寛保2年)8月1日。
277年前の台風で氾濫し2800人もの犠牲が出ました。
私達の地域で8月1日にお墓参りをする習慣はその供養の為に行われています。
あれから277年経過した現在、私達の科学技術や文明は大きく進化しているはずですが、やはり自然の驚異の前には人間はいかに小さいものであるかを思い知らされました。
こうしたことはこれからも頻繁に起こるはずです。会社としてもそれに備えるため、ハザードマップの見直しや被災した社員の為の生活用品の備蓄を早急に進めています。

 さて、私達の仕事を取り巻く環境もまた、大変な激動期に見舞われています。
CASEに代表されるAI、自動運転、EV化は自動車の産業革命といえます。
私達は環境に配慮した、より軽量化、より高性能の製品をどこよりも安く提供する事が求められています。
これは一部の社員だけで出来ることではありません。社員全員の力を結集しなければ達成できず、生き残ることができません。
今年、日本中に熱狂と感動を与えたラグビー日本代表の「ONE TEAM」にその答えが隠されています。外国人に比べて体格でもフィジカルでも劣る日本チームがあれだけの成果を残し、私達に感動を与えてくれたのは全員が「ONE TEAM」として行動したからです。


 私達は決して完璧な人間ではありません。
だからこそ、お互いが自分の足りない所を補完しあい、助け合って初めて結果が出せるのです。全員で協力し合ってこの難局を乗り切りましょう。

クリスマスと新年を迎えるにあたり、皆様のご健康と幸せをお祈り申し上げます。

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