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表面処理課:小間沢 正幸

2013年 02月 12日 ( 火 )

まだまだ寒い日が続いていますが・・ちょこっとだけ、春に気配を感じる事ができる季節になってきました♪
(花粉はイヤだけど・・・)

今月は『表面処理課』
『表面処理課』・・・は、読んで字に如く、ピストンの表面に化学的な処理を施す工程を担当しています。
メーカー各社、燃費性能向上化や排ガス規制の中で、今や殆んどの製品に何らかの表面処理が施されています。

  主な処理方法と目的は・・・

? 錫メッキ処理    ・・・初期可動時の静粛性の確保。
? 樹脂コーティング処理・・・高い摺動性による低燃費化。
? 硬質アルマイト処理 ・・・リング溝部位の摩耗防止。

このような処理には様々な薬品が使われていますが、処理を行う上で必ず使用する薬品があります!

それは・・・・“硫酸”(H2SO4)

歴史は古く8〜9世紀には錬金術師によって発見(欲が絡むと何でも見つけるもんだぁ〜!!)されていたという、無色でちょっと粘り気のある液体ですが、殆んどの金属を溶解してしまう特性を利用してピストンの下地処理等に使われています。

勿論、吸入や誤飲しないよう取扱いには十分な注意が必要ですし、保護具・保護メガネは必需品の怖い液体ですので、今後も(奥様と同じように)油断することなく、上手に付き合っていこうと思います。

それと自動車のバッテリーにも使用されているように、わりと身近にあり、水素ガスや発熱する事もありますので、皆様も取り扱いにはご注意を!


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